『宝島』の鼓動を聴く。沖縄・コザ嘉手納ゲート前に刻まれた「戦果アギヤー」の記憶と巨大壁画を巡る

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沖縄市コザのストリート。Street TailorやCHOP SHOPなど英語看板が並ぶ街並み 沖縄
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直木賞受賞作で映画化もされた真藤順丈氏の『宝島』。本土復帰前の沖縄を舞台に、消えた英雄「オンちゃん」と、残された3人の幼馴染たちがそれぞれの宝を求めて激動の時代を疾走する物語です。

この記事は、『宝島』の舞台、今もなお『アメリカゆー』の雰囲気を残す街、コザ(現在の沖縄市)のフォトウォークです。色鮮やかな巨大壁画や英語の看板が並ぶ街並みは、小説で描かれた「戦後沖縄」の地熱を今に伝えています。

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夜の静寂に浮かぶ「ゲート通り」の面影

コザのゲート通り周辺。AMAZONESやMOON LIGHTなどナイトクラブの看板
コザのゲート通り周辺。AMAZONESやMOON LIGHTなどナイトクラブの看板

小説の中で、主人公たちが米軍基地から物資を奪い取る「戦果アギヤー」として駆け抜けた嘉手納基地門前の街並みです。この通りをゲート通りまたは空港通りと呼んでいます。

「AMAZONES」や「MOON LIGHT」といった英語看板と古びた建物。そして「日本人大歓迎」の文字。かつてここが特飲街のAサインバーであったことを物語っています。

商店街の空き店舗をリノベーションした「トリップショットホテルズ・沖縄コザ」。沖縄とアメリカが混ざりあったスイートルームで、コザの夜を過ごしてみませんか?

壁画が語る1000年の歴史「コザ十字路歴史絵巻」

(画像クリックで拡大)

イオンモール沖縄ライカムからコザに向かって進んでいくと、コザ十字路の手前で突然壁画が現れます。全長170mの巨大壁画コザ十字路歴史絵巻」です。ここには琉球王朝時代から戦後の混乱、そして現代に続く沖縄の歩みが描かれています。

壁画に描かれた「コザ十字龍(ロン)」の迫力ある姿は、アメリカ―とヤマトンチュに翻弄されながらも力強く生き抜いたウチナーンチュのエネルギーそのものであるかのようです。

「コザの台所」銀天街。今に伝わる熱気。

(画像クリックで拡大)

かつて「照屋地区の台所」として栄えた銀天街。小説の登場人物たちが生きたであろう時代の活気は、案内板や市場の中に今も息づいています。

ぜひ、足元の歴史案内板を確認しながら、コザの息吹を感じてください。

コザでのランチを楽しむ

コザでちょっとディープなランチを楽しめる3店を選んでみました。

店名場所特徴
チャーリー多幸寿(タコス) 本店中央パークアベニュー(コザ十字路から来るまで5分)1956年創業の沖縄タコス発祥の店。オススメはチャーリーライスとタコスのセット。ソースの辛さが選べます。
お食事処 一茶銀天街アーケード内レバー汁(チムシンジ)など飾らない沖縄の家庭料理を食べられます
大衆食堂ミッキー中央パークアベニュー地元と米兵から愛され続け40年。英語メニューが壁一面に貼られている、コザらしい食堂。

コザへのアクセス

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車でコザに行く

  • 沖縄自動車道で沖縄南ICで降り左折県道85号へ。
  • 県道のランプを降りて右折するとゲート通りに入ります。アメリカの飲み屋街の雰囲気をそのまま持ち込んだような道を進みます。
  • 国道330号との交差点(名前がない交差点)を左折すると、コザ十字路に向かいます。途中、ウォールアートを見ることができます。

【駐車場情報】銀天街アーケードのすぐ裏手に三井のリパークがあります。30台以上のスペースがあります。

バスでコザに行く

那覇バスターミナル4番・5番乗り場で、具志川バスターミナル行き、または屋慶名(やけな)バスターミナル行きに乗車。コザ十字路はコザバス停です。

系統により経路が異なりますが、概ね片道1時間30分・運賃は1010円~です。
本数は多いです、来たバスに乗りましょう。

コザ十字路からゲート通りまでは、国道330号経由で徒歩約20分です。交通量が多いので、流しのタクシーを拾うのもアリ。

沖縄の路線バスのほとんどはSuicaなどの共通交通系ICカードが使えません
OKICAを買ってチャージするか、小銭を用意をお忘れなく。

那覇発コザ日帰りプラン

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タイムラインのタイトル
  • 09:30
    那覇市内 出発

    沖縄自動車道経由、または国道330号線を北上

  • 10:30

    日本初のショッピングモール。コザに入る前にちょっと立ち寄ってみましょう。

  • 11:30
    コザ十字路・銀天街

    銀天街裏のコインパーキングに停め、巨大壁画「コザ十字路絵巻」を撮影します。

  • 12:30
    銀天街内でランチ

    お食事処 一茶などでディープな沖縄料理を味わってみます。

  • 13:30
    移動

    車で「パークアベニュー」周辺へ(約5分)。商店街周辺の市営駐車場を利用。徒歩移動もできます。

  • 14:00
    パークアベニュー

    大衆食堂ミッキー や刺繍店など、米軍関係ショップを見て歩き。

  • 15:30
    ゲート通り

    徒歩で移動。英語看板が並ぶ「AMAZONES」等のネオン街(昼の顔)を撮影。

  • 16:30
    🌮 チャーリー多幸寿でおやつ

  • 17:30
    帰路へ

    夕方のラッシュに注意

🚌 【路線バス編】『宝島』の熱量を感じるローカル・バス旅

タイムラインのタイトル
  • 9:30
    那覇バスターミナル出発

    車窓から変わりゆく街並みを眺めましょう。

  • 11:00
    コザバス停到着

    バス停を降りれば、目の前が巨大壁画です。

  • 11:30
    銀天街 散策

    壁画撮影後、アーケードへ潜入します。

  • 12:30
    銀天街の中でランチ

    🍽️ お食事処 一茶で地元のおじい・おばあに混ざって食事。ビールもOK!

  • 13:45
    ゲート通りへ移動(バスまたはタクシー)

    コザ十字路から胡屋(ごや)バス停までバスで数分、タクシーでワンメーター。体力に自身があれば徒歩も。

  • 14:00
    コザ・ミュージックタウン訪問

    胡屋バス停前のコザのランドマークを見てみます。

  • 14:30
    ゲート通り 散策

    ミュージックタウンから嘉手納基地のゲートへ向かって歩いていきます。異国情緒が詰まったエリアです。

  • 15:30
    パークアベニューへ歩く

    裏路地を抜けてパークアベニューへ。気になる風景の前で立ち止まって写真を撮ってみます。

  • 16:30
    早めの夕食

    🍽️ 大衆食堂 ミッキーの名物「フライライス」などで、早めのディナー&休憩。

  • 18:00
    胡屋バス停から那覇行きのバス乗車

沖縄本島中部の魅力を探す

沖縄本島中部の沖縄市(コザ)・うるま市には、那覇から日帰りもできるおもしろスポットがたくさんあります!

この記事を書いた人
Windcastor

日本全国を旅して心に残る風景を撮っています。
好きな旅行先は沖縄。今までで一番感動したのは室戸岬の海。行ってみたいイベントはYOSAKOIソーランと芋煮会。運転しないけど高速道路マニア。
見どころだけではなく、車と公共交通でのアクセスもしっかり解説します。

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