前編の四間道(しけみち)探索から続き、今回は土蔵の並ぶ静かな通りを抜けて、活気あるレトロな商店街に足を踏み入れます。
名古屋で最も古い商店街の一つと言われる「円頓寺商店街」(えんどうじ)です。
ここには、昭和レトロな風景、名古屋ならではのグルメ、そしてユニークな神様たちが待っていました。

四間道を通り抜けるとそこが円頓寺商店街の入口です。
その四間道へのアクセスはこちらをご覧ください。
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アーケードの下は昭和のテーマパーク
四間道からアーケードに入ると、そこは懐かしい空気に包まれていました。
古くからの商店と、新しくリノベーションされたお洒落な店が混在しているのがこの商店街の魅力です。昔、子供の頃に見た風景に再会できる予感がします。

「元祖小倉トースト」の発祥地へ
名古屋のモーニングといえば「小倉トースト」。実は、その発祥にまつわるお店がこの商店街にあります。

「喫茶まつば」は、かつて栄にあった「満つ葉」の暖簾分け店です。この「満つ葉」こそが、名古屋名物小倉トーストの発祥の店でした。
小倉トーストの歴史を感じながらコーヒーを楽しむのも、ここならではの贅沢です。
レトロ喫茶とディープな路地裏
商店街をさらに進むと、昭和の面影を色濃く残すスポットが次々と現れます。
こちらの「喫茶なごのや」は、有名なタマゴサンドが大人気です。店先のディスプレイやテーブルセットも、古き良き喫茶店の雰囲気をそのまま残しています。

実はなごのやは、奥はゲストハウスになっていて、宿泊できます。商店街の中に泊まって、モーニングの食べ歩きをするのも通な楽しみ方です。
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男性ファッションショップのだるま屋。シャッターが降りていて、閉店したのかもしれません。看板のフォントや年季に、レトロな雰囲気をたたえています。

一本路地に入れば、そこは「円頓寺銀座」。かつては少し妖しい大人の社交場だった場所も、今は個性的な飲食店が並ぶディープな横丁になっています。

「名古屋弁おみくじ」を引いてみた
金刀比羅神社でおみくじを引く
商店街の中には、お寺や神社がいくつもあります。その中でも立ち寄りたいのが「金刀比羅神社」です。
「名古屋弁おみくじ」という看板があるので、お参りして引いてみようと思います。

名古屋弁おみくじ、買いました。1回100円です。境内は狭くて無人でしたが、もちろんちゃんと支払箱に100円入れてきました。

さっそく引いてみると……なんと大吉!
「だがね」「ええでよ」「やりゃあ」と、本当に名古屋弁の御託宣で、思わずニヤリとします。

まだある商店街周辺の寺・神社
円頓寺商店街の周辺には、寺社が多数あります。(画像クリックで拡大表示)
左上は商店街の名前にもなっている圓頓寺。奥には立派な寺務所があります。
右上は慶栄寺。参道は細長いですが、奥にはきれいに整備された庭園と立派な寺務所があります。地図を見ると、ここと圓頓寺が、金刀比羅神社を取り囲むように建っていることがわかります。
左下は専修寺名古屋別院(石にはかつての名称愛知別院が刻まれています)。圓頓寺銀座のそばに建っています。
右下は圓頓寺本町商店街の多賀宮。こじんまりとしたお宮さんです。

商店街の名前の由来となった「圓頓寺(えんどうじ)」。奥には立派な寺務所が見えます。 
細長い参道の奥に、大きな境内と寺務所を構える慶栄寺。圓頓寺とともに金刀比羅神社を取り囲むように建っている。 
円頓寺銀座エリアに隣接する、真宗高田派愛知別院の威厳ある山門。 
商店街の一角にある「多賀宮」。路地の奥にひっそりと佇む姿に惹かれます。
交差点に集結した「三英傑」
商店街の中間地点、円頓寺交差点には、愛知が生んだ三英傑像が立っています。しかも、金銀銅の3色。
左は豊臣秀吉、右は徳川家康、真ん中は織田信長です。おあつらえ向きのフォトスポットに、多くの人がカメラを向けていました。

三英傑像(豊臣秀吉)。こちらは銀色で、座像となっています。 
円頓寺交差点の三英傑像(織田信長)。黄金に輝く姿で鉄砲を構えています。 
三英傑像(徳川家康)。有名な「しかみ像」をモチーフにした銅色の像です。
この交差点で上空を見上げると…、名古屋高速都心環状線が走っています。奥には6号清須線と交わる明道町JCTがあります。レトロな商店街が残っているのは、名古屋の交通の要衝の足元でした。

タイムスリップの終わり、そして現代へ
円頓寺交差点を渡ると「円頓寺本町商店街」に続きます。

古い文房具屋には、パイロット万年筆や、そろばんなどの古い看板が並んでいます。

昭和の空気を満喫してアーケードを抜けると、目に飛び込むのが「最新の名古屋」です。
円頓寺本町商店街を出て5分歩くと、名古屋駅前の高層ビル群がそびえ立つ姿がありました。ついさっきまで、土蔵やレトロなアーケードに囲まれていたとは思えない風景です。

江戸時代の四間道、昭和の円頓寺、そして令和の高層ビル。
わずか数十分の散策で、名古屋の歴史をタイムトラベルしたような気分になれるのもこのエリアの魅力です。
名古屋駅から徒歩15分。名古屋を訪れるときは、この「都心のエアポケット」を歩いてみてください。

四間道・円頓寺エリアは、名古屋駅周辺のホテルに泊まれば、荷物を預けてすぐに散策に出かけられます。 👉️ 名古屋駅周辺のホテルを探す
名古屋の魅力に触れる
江戸の町並み、昭和風味のレトロ商店街、復興のシンボル、21世紀の万博…
さまざまな顔を持っている名古屋の魅力的なスポットを紹介します。
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