島原の街が水の都と呼ばれる理由は、活火山・雲仙岳にあります。
雲仙には年間3000ミリもの多量の雨が降ります。火山の地下深くへ流れた雨水が、長い時間をかけて濾過され、街のいたるところで清らかな湧水となって地上に姿を現します。
雲仙岳からは♨温泉♨も湧き出します。これが、島原温泉を作りました。
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白土しらち湖 ― 火山が生んだ湖
白土湖は、1792年の雲仙大噴火(島原大変肥後迷惑)で土地が陥没し、一夜にしてできたと言われる湖です。ここから地下水が湧き出し、市内の川に流れています。
火山噴火で生まれた場所ですが、いまは市民の憩いの場として親しまれています。

水がきれいなため、水鳥が暮らしています。

湧水とともに生きる ― 自然の恵みを受けて
島原には、湧水を利用した水飲み場や、温泉を利用した足湯が街のあちこちにあります。
飲める・飲めないは場所によりますが、どこの水もきれいです。
島原市内だけで、なんと約60ヵ所以上の湧水ポイントがあります。

島原の水文化は、ユネスコ「世界の名水百選」に選ばれています。
水を大切にしながら暮らす知恵が、いまも息づいています。
湧水のある町を美しい写真で…三脚で手ブレなく撮影しましょう!
浜の川湧水
島原の漁港のそばにある浜の川湧水は、いまも生活用水として使われています。
4つに分かれた区画ごとに用途が決まっており、飲用にはしませんが、野菜などの洗い場として使用しています。下流では防災用水として貯水しています。

そばに、蓋がされて周りを柵で覆われた場所が。おそらくこの中で水が湧き出しています。

浜の川湧水の流出口です。水の勢いが強く、地下水の豊富さをうかがわせます。

湧水がある風景
市内あちこちの湧水が作る風景です。
これは天然名水「メダカの学校」です。脇の看板にこうありました。
天然名水『メダカの学校』
地下133メートルから湧出する天然水です PH5.6のおいしい水をどうぞ

ここは島原市役所前の水飲み場です。

これは十六親和銀行前にありました。

火山災害の記憶 ― 平成噴火が残したもの
1990年に始まった雲仙普賢岳の平成噴火では、火砕流により人命と街が失われ、島原に深い爪あとを残しました。
噴火が終息して30年が経過したいまも、減災への取り組みと、災害の記憶を次世代に伝える活動が続いています。

海沿いのがまだすドーム(雲仙岳災害記念館)では災害当時の映像や資料が展示され、噴火の記憶をいまに語りかけています。
【いま、「防災」を振り返ってみませんか】
雲仙・普賢岳の姿
島原城から雲仙普賢岳が見えます。手前の山が眉山、後ろの山が平成新山です。

1990年の普賢岳噴火でできた約30トンの溶岩が、島原市役所前に展示されています。

燃え続ける普賢岳のマグマの火
島原市役所前で、平成新山のマグマから取った火が燃え続けています。


土石流から街を守る水無川導流堤
海岸沿いを走る国道251号安徳大橋から水無川上流を撮影しました。
平成噴火では、島原の市街地を土石流が襲い、市街地も火山灰と含む水に押し流されました。
噴火終息後、人家や耕地を土石流から守るため、水無川に導流堤が造られました。
川の上流から下流に向かい、川幅を狭めるように何本もの堤防が築かれています。上流で発生した土石流を、川からはみ出さずに海に流す仕組みです。
水無川は、名前の通り本当に水が流れていませんでした。

右岸の土手より左岸を眺めます。水が流れることはほとんどないようで、土手に草が生い茂っています。

紹介したポイントへのアクセス
今回の記事で取り上げた場所をGoogle MAPで紹介します。
市街地にあるポイントは徒歩で回れますが、水無川周辺の導流堤・がまだすドームに行くときは車やレンタサイクルがおすすめです。

レンタカーは楽天レンタカーがお得で便利。レンタサイクルはホテルにあることが多いので聞いてみるとよいでしょう。
島原をさらに楽しむ
島原のランドマーク島原城と、城下町で優雅に泳ぐ錦鯉。島原街歩きの魅力を紹介します。
島原には独特の郷土料理がいくつもあります。具雑煮・いぎりす・かんざらしのおいしさと楽しめる名店を紹介。
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