同じ東京都でありながら、東京港から1000kmも離れている🏝️父島🏝️。
その父島への唯一のアクセスが、🚢おがさわら丸🚢です。
東京港から父島・二見港まで、片道24時間の船旅です。
こんなに長い船旅をする機会は少ないと思いますので、船旅も素敵な思い出にしたいですね。
この記事では、筆者の実体験に基づき、おがさわら丸の船旅について、そして24時間の船旅を楽しく過ごすポイントをまとめました。
おがさわら丸について
おがさわら丸は、小笠原海運が運航する、東京の⚓️竹芝客船ターミナル⚓️と父島の⚓️二見港⚓️を結んでいます。👉️ 小笠原海運ホームページ
おがさわら丸のダイヤ
おがさわら丸は週1~2回往復で、出発後24時間後に到着します。
出港日・時刻は一定ではありませんので、必ずホームページで確認してください。
竹芝客船ターミナルへのアクセス
- 東京駅から
山手線(または京浜東北線)で浜松町駅に出てから徒歩8分
または、新橋駅でゆりかもめに乗り換え、竹芝駅の目の前 - 羽田空港から
東京モノレールで終点浜松町駅まで出てから徒歩8分

主要都市から当日朝一番の航空便で羽田に出れば、おがさわら丸の出港に間に合います。
おがさわら丸の運賃
2025年8月の運賃です。燃料費調整などで変更されることがありますので最新の運賃はホームページで確認してください。
一番安い2等和室が大人片道30,240円。特等だとなんと90,100円…💰️高い💰️。
学生割引や団体割引がありますが、せいぜい2割引なので、お財布には辛いです。

予約の取り方
予約方法はいくつかあります。
- 小笠原海運の予約ページや電話で予約できます。予約する前に、無料登録が必要です。
- 「おがまるパック」で乗船券・宿泊の予約と、現地サービスのクーポンがもらえます。
(おがまるパックの予約は、電話のみです) - 旅行会社の窓口・東海汽船竹芝支店の窓口でも予約できます。

「おがまるパック」で乗船券・宿泊を同時に予約すれば、宿泊日程を間違える心配がなく、現地サービスのクーポンももらえおトクです。
おがさわら丸での24時間
おがさわら丸は、丸一日の船旅となります。
ここでは、東京港を出向してから父島に到着するまでの24時間のイメージをお伝えします。
竹芝出港から東京湾クルーズ(出発〜14時)
乗船
乗船券の引き換えは早めにしておくと、混雑を避けられます。
乗船は、船室の等級が高い乗客から順に案内されますので、無理に早く並ばなくても大丈夫です。
乗船したら、まずは船室に荷物を置いてデッキに向かい、東京湾の風景を眺めましょう!
出港
出港後、東京湾から東京を見るという珍しい体験ができます。
- レインボーブリッジ通過やアクアライン・東京ゲートブリッジの眺め
- 🗼東京タワー🗼や東京スカイツリーの眺め
- そして羽田空港を発着する🛩️飛行機🛩️…

東京湾の真ん中でしか見られない光景が次々と目の前に現れます 。
昼食
11:15から船内のレストランがオープンします。また、展望ラウンジでは軽食を提供しています。
乗船前、あるいは船内売店で買った食事を食べても大丈夫です。
揺れはどうなの? 船酔い対策
その日のコンディションによりますが、早ければ船が東京湾を出る頃から揺れを感じるようになります。遅くとも東京湾通過中に酔い止めを飲んでおきましょう。

車に酔ったことがない自分も船酔いで大変な思いをしました。
過信は禁物です。
太平洋の大海原へ(14時から夕方)
おがさわら丸は通信圏外へ
東京湾を抜ける頃には、携帯の電波は圏外になります。
2025年6月より、Starlinkによる📲船内WiFi📲がスタートしました。
24時間4,000円の有料サービスで、船内で手続きすれば使えます。
公式のWiFi案内はこちらから。
ヒマつぶしの方法
おがさわら丸で過ごしてみると、⌛️24時間は意外に長い⌛️です。
Starlinkを使わない人は、暇を持て余さないために準備をしておくことをオススメします。
デジタルデトックスのいい機会かもしれませんね。
太平洋の雄大な景色を楽しむ
船窓から、デッキから、ラウンジから眺める太平洋は素晴らしい眺めです。気に入った景色はぜひ写真撮影しておきたいですね。

デッキで撮影する場合は、念のため防水機能があるカメラを使うのがオススメです
読書
📖お気に入りの本やマンガ📖を何冊か持っていき、静かに読書にふけるのもいいですね。
紙の本はかさばるので電子書籍の活用がオススメです。
オフラインゲーム
テトリスやぷよぷよ、数独といったオフラインでできるゲームも良いヒマつぶしになります。
ゲーム機なら、オフラインプレイに対応しているタイトルが充実しているNintendo Switchがオススメ!
事前に映画や音楽をダウンロード
出港前に映画や音楽をダウンロードして、オフラインで楽しんでもよいですね。
Amazonプライムビデオだとオフライン視聴が可能です。
音楽プレイヤーも便利でしょう。
テレビ
一部の船室にはテレビがあり、館内放送を楽しめます。
他の乗客との交流
ラウンジなどで他の乗客と交流を図るのもよいでしょう。
同じ目的地を目指す人同士で交流を深めると、父島への旅が一層思い出深いものになるかもしれません。
電源
船内で過ごしていると、🔌電源🔌が気になる人が多いことでしょう。
2等寝台以上はベッドごとにコンセントがありますので,普通の充電器で十分です。
2等和室はコンセントは共同ですので、急速充電器で譲り合って手早く充電する、または🔋大容量のモバイルバッテリー🔋を持参すると安心でしょう。
太平洋の夕陽と星空(日没〜夜)
ディナー
船内のレストランの営業時間は17:30~21:00です。
また、展望ラウンジは21時閉店です。
ヒマつぶしに夢中になって食事を忘れないようご注意ください。
夕陽と星空を眺める
天気に恵まれれば、自然の雄大な景色を楽しめるのも船旅の楽しみの一つです。
晴れた日の夕方、🌞太平洋に沈む壮大な夕陽を眺める🌞
明かりのない大海原の上で、✨️満天の星空を眺める✨️
どちらも長く記憶に残る深い感動をもたらしてくれるでしょう。

船室の屋上、スカイデッキからの眺めは格別です。
安眠のために
おがさわら丸の船室はほとんどが相部屋です。カーテンを引いてプライベート感が上がる部屋もありますが、就寝時は同室の乗客が気になるものです。
耳栓やアイマスクなど、音と光をシャットアウトできるものを用意しておくと安心です。
いよいよ父島へ!!(翌朝~到着)
おがさわら丸から朝日を見る
まず、🌞水平線からの朝日🌞を眺めましょう!
日の出の時間は船内アナウンスで確認できますので、寝坊しないようご注意を!
朝日を見たら朝食を済ませ、下船の準備をしておきましょう。
ケータ沖通過
入港少し前の午前9時頃🏝️ケータ諸島(聟島列島)🏝️の沖を通過します。
ケータ諸島は小笠原諸島の北の端にあたり、東京から見るとまさに「小笠原の入口」です。
ケータ沖通過は🎤船内で放送🎤があり、乗客が一斉にデッキに出ます。
おがさわら丸のデッキからケータ諸島をパチリ。
12月ですが、空は夏を思わせる雰囲気です。海の色も次第に「ボニンブルー」に変わってきます
この日はいませんでしたが、カツオドリの出迎えがある日も。

ケータ諸島は明治時代に開拓され、戦前は住人がいましたが、現在は無人島です。
現在は父島からホエールウォッチングや上陸ツアーが出ています。

沖からでも、平坦な島ではなく、ゴツゴツとした岩がそびえ立った地形だということがよくわかります。
やはり、火山活動でできた島ですね。

そして父島入港
午前11時、長い船旅も終わり、父島二見港に入港します。ここから、感動の小笠原体験が始まります。
下船後、港には宿泊予定の宿の人がプラカードを掲げて待っています。一緒に宿に行って一服しましょう!
みなさんも父島で素敵な思い出を作ってください!
こちらは父島二見港に停泊する2代目おがさわら丸の貴重な写真です。
現在の3代目おがさわら丸ではありません。3代目はよりきれいで快適な船に生まれ変わりました。

船内のようす
船室
船室は特等から2等和室までの6等級あり、1等以上が個室、特2等と2等寝台以下が共同スペースとなっています。なお、特2等以下にはレディースルームがあります。
各部屋の写真はこちらからご覧ください。
売店
多くのデッキに売店や自販機コーナーがあります。
おがさわら丸限定グッズや、父島のおみやげも売っていますので、おみやげを買い忘れても安心です。
感動の父島出港
楽しかった父島旅行も終わり、おがさわら丸で二見港を出港するとき。
父島はちょっとした感動セレモニーが繰り広げられます。
なんと、島の人が港に来て出港を見送ります。
港では蛍の光が流れ、観光ツアー船や漁船も、外海に出るまでおがさわら丸に伴走して見送ります。
デッキには、感極まって涙ぐむ観光客も…。
出迎えから見送りまで、最高のおもてなしを体験できるのが父島なんです
一足伸ばしてみませんか?
父島の旅行記です。
沖縄の南方の離島として人気が高い、石垣島や宮古島もオススメです。
















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