愛媛県松山市にある道後温泉。日本最古とも言われる名湯で、重要文化財に指定された本館の木造建築は今も現役の公衆浴場として使われています。
この記事は、伊予鉄道の路面電車と自分の足で道後温泉を訪れた記録です。からくり時計、道後公園、湯釜まで実際に歩いた様子と、車を使わないアクセス方法、入浴施設の選び方ガイドをまとめました。
道後温泉本館 — 千年の湯に包まれる時間
道後温泉本館は、明治27年(1894年)に建てられた木造三層の湯屋建築で、平成6年に公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されました。2019年から約6年にわたる保存修理工事を経て、2024年12月に全館営業を再開しました。
本館の周辺には「道後ハイカラ通り」が広がり、みかんジュースや温泉まんじゅうの食べ歩きも楽しめます。夜には本館がライトアップされ、温泉街全体が柔らかい光に包まれる様子も見どころです。
道後温泉へのアクセスは路面電車が便利
松山から道後温泉へは、伊予鉄道の路面電車がとても便利です。終点の道後温泉駅で降りると、目の前が♨️温泉街♨️の玄関口です。
- JR松山駅前から:約25分
- 松山市駅から:約20分
- 大街道駅(松山城や商店街最寄)から:約15分

松山市駅~大街道駅~道後温泉駅の路線は、「坊っちゃん列車」のルートになっており、時々マッチ箱のような列車が走っています。坊っちゃん列車の時刻表はこちらから。

からくり時計
道後温泉駅前の広場には「坊っちゃんからくり時計」があります。
1994年、道後温泉本館の竣工100周年を記念して設置されたもので、毎正時になると時計がせり上がり、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物たちが音楽とともに現れます。
ふだんのからくり時計は、このように障子が閉じていて「2階建て大きな時計」ですが… 👉️ 続く

時間がたつと、次第に写真やビデオに収めようとする観光客が集まってきました。
そして13時。まず、時計が上に伸びて3階建てになり、からくりが始まりました。
1階では道後温泉の釜の周りで人々がくつろぎ、2階では下宿での坊っちゃんや海軍の秋山真之の姿。3階にはマドンナが立っています。
集まった観光客も、ときどき歓声を上げながらからくりを見入っていました。

道後公園を歩く
道後温泉駅の目の前に、道後公園があります。
ここはもともと、中世に伊予を治めた河野氏の居城・湯築城の跡地で、国の史跡に指定されているほか、日本100名城にも選ばれています。
園内には遊歩道が整備されていて散策にぴったりのスポット。園内の一部で当時の武家屋敷が再現されています。

公園内には「湯釜」が置かれています。これは道後温泉の湧出口に据えられた石造りの釜で、日本最古のものと言われ、重要文化財に指定されています。

この湯釜自体が温泉の守護神として祀られてきました。

公園の丘の頂上には展望台があり、松山市街を一望できます。

右手に見える山が松山城、中央付近の観覧車が松山市駅ビル「いよてつ高島屋」の屋上です。

展望台から松山城を眺めると、距離の割には小さく見えました。ズーム限界まで拡大して撮ったのがこちらです。

入浴施設を選ぶ
道後温泉には、本館のほかに「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」「椿の湯」という2つの外湯があります。それぞれ雰囲気が違うので、好みに合わせて選べます。
道後温泉本館 … 重要文化財の趣ある木造建築。昔ながらの湯上がり休憩室も利用できます。
飛鳥乃湯泉 … 砥部焼の陶板壁画やプロジェクションマッピングなど、アート要素を取り入れた新しい別館です。
椿の湯 …地元の人にも親しまれる、比較的空いていて利用しやすい施設です。
3館の特徴や営業時間、料金は道後温泉公式サイトで確認できます。
温泉街ではこのほか、人力車での道後めぐりや着物レンタルといったアクティビティも楽しめます。
👉️ 道後温泉のアクティビティを探す
道後温泉周辺地図
この記事で紹介したスポットを、地図にピンで示しました。道順を決める際の参考にしてください。

松山城や路面電車の駅も含めた松山観光全体の位置関係は、松山1日観光モデルコースの地図でまとめて確認できます。
よくある質問
- Q車がなくても道後温泉に行けますか?
- A
大丈夫です。JR松山駅前・松山市駅・大街道駅から、伊予鉄道の路面電車で道後温泉駅まで一本。20分程度です。駐車場の心配がない分、路面電車のほうがむしろ便利です。
- Q道後温泉の見学・散策にはどれくらい時間がかかりますか?
- A
からくり時計と本館周辺の散策だけなら30分〜1時間、道後公園の散策や入浴まで含めると2〜3時間を見ておくと安心です。
- Q本館・飛鳥乃湯泉・椿の湯、どこに入ればいいですか?
- A
初めてなら趣のある本館がおすすめですが、混雑することがあります。時間に余裕がなければ比較的空いている椿の湯、アート的な体験をしたいなら飛鳥乃湯泉が向いています。最新の営業状況は公式サイトで確認してください。
松山をもっと探検したい!
道後温泉を含めた、松山の1日モデルコースや郷土グルメはこちらの記事でまとめて紹介しています。
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